「私の発案で19年12月後半に、当行を退職した若い人たちと懇親会を開いて、28人が来てくれた。(当行から)民間企業に派遣しているのとまったく同じで、一回り成長して銀行に戻ってくると考えればいい。こうした雇用の流動化がこれからもっと出てきてよいのではないか」
1月8日の日経電子版、静岡銀行 柴田頭取のインタビュー記事の一部です。
「志半ばで早期退職した人たちが戻ってきて、その人たちがやりがいを持って働いてくれること」は、地域金融機関の本来の任務である顧客本位の業務運営に向けた改革の内容、さらにはそれを進める経営陣の本気度に対する “客観的評価” と考えられます。
大改革の真っ最中にある某金融機関でも早期退職者が復帰するという嬉しい事象が起こっています。改革への期待と思います。こういう“帰り新参”の人たちが失望することのないよう、経営陣は改革の手を緩めず邁進していかねばなりません。
コメント
当組でも、一度退職した職員が何人も戻ってくれています。そして各々が、外部の経験により、大きく心が成長したように感じられます。一方で若手職員の、社外トレーニーにも積極的に取り組んでいます。大きな教育効果が認められるからです。可愛い子には旅をさせろですね。開かれた金融機関は、外との壁を低くすることにより、ヒューマンアセットを成長させることができます。
楽天的思考は良いですが、なぜそんなにも大量に若い方が辞めたのでしょうか。そちらの反省も。
さらに言うなら退職時にどんな会話をしてるのかも問題です。