今日は京都です。
空き時間を作り(実はこちらが目的?)、詩仙堂に立ち寄りました。
詩仙堂は出町柳から鞍馬に向かう叡山電車の駅である、「一乗寺」から1キロほど東へ坂道を上る途中にあります。
四季折々にここを訪れるのですが、本日は思いのほかヒトが少なく、床の間の前のベストポジションに座って、ゆっくりと庭を見ることができました。
このようなことはハイシーズンには絶対あり得ません。
開祖の石川丈山という人は、徳川譜代の家臣であり、大坂夏の陣などで活躍するのですが、その後は藤原惺窩の弟子となり、朱子学の徒として第二の人生を踏み出します。
丈山が詩仙堂を造営したのは59歳のとき。
武人としても、文人としても、一流を極めた丈山の堂々たる人生はすばらしいものです。
レベルが違って比較にはなりませんが、ここに来るたびに、第二の人生(還暦からの)を悔いのないものにしたいと思うのです。