本年1月10日のブログで、いわき信用組合のソーシャルキャピタルについて書きました。
かつて第一勧業信用組合の新田会長から「いわき信用組合の江尻理事長のソーシャルキャピタルの考え方に大きな影響を受けた」との話を聞いたことがあります。
あくまでもワタシの独断の評価ですが、福島県はリレバン後進地区、その中でただ一つ気を吐いているのは、いわき信用組合です。
そのいわき信用組合のコロナ禍の取り組みが、本日の日経東北版(「いわき信組、無利子融資」)で取り上げられています。
「国が始めた実質無利子・無担保融資を受けられなかった事業者を支援する狙い。(中略)コロナで資金繰りが悪化した事業者向けの国や県の融資は、保証協会などから承認を得られないケースもある。そうした事業者に対し独自の審査で融資可否を決める。」(同記事)
まさにソーシャルキャピタルの本領発揮。
「誰一人取り残さない」というSDGSsの思想そのものを具現化しています。
SDGs宣言をしている地域金融機関は数多ありますが、ここまで踏み込んだ対応を行っている金融機関はどれだけあるでしょうか。