本日の日経新聞、経済教室です。
江川雅子・一橋大学特任教授 の「社外取締役制度の課題(上) トップの姿勢が重要に」の中で印象的だったのは、「トラストテッド・アドバイザー」という言葉と「マイ・カンパニー」と呼ぶ当事者意識です。
~独立取締役の監督機能という観点から、社長との間に一定の距離は必要である。一方、社長との信頼関係も欠かせない。独立取締役は「トラステッド・アドバイザー」であるといわれることがある。孤独な社長の相談相手としての役割に焦点を当てたものだ。信頼される存在になるには、独立取締役も企業の事業や戦略についての理解を深めなくてはならない。米国では自らが社外取締役を務める会社を「マイ・カンパニー」と呼ぶことが多いが、そのような当事者意識を持つ必要がある。(同記事より)
13年前から地域銀行の社外取締役の仕事をしていますが、先行事例もなく、当初はどういう立ち位置でどのように行動して良いのかわかりませんでした。
江川論文は自分自身が試行錯誤の末にたどり着いた現在の行動パターンと大きく乖離しておらず、安堵しました。