「資産規模が大きい方が有利というのは、預金と融資が中心の銀行の話だ。再編は時間稼ぎになるが、ビジネスモデルの転換とは違う。当行でやりたいと考えている地域商社や資産運用ビジネスには資本はそれほど要しない。」
ある地方銀行トップの新聞インタビュー記事の中で、再編についての質問に答えている箇所です。
「資産規模が大きい方が有利ではない」、「ビジネスモデルの転換が重要」という点ではワタシもまったく同意見です。
この頭取さんはある業態の出身なのですが、同じ業態の出身でもリレバンを粛々と進めている地域銀行Xや信用組合Pのトップとは違う考えをお持ちのようです。もちろん同じ考えでなければというわけではありません。
ただ、
ワタシは、地域金融機関のビジネスモデルというのは、地域顧客との預貸取引で築き上げられたバランスシートの根底にある信頼関係が土台にあり、それがあってこその地域商社であり、資産運用業務だと思っています。資本は地域との信頼関係の証(あかし)であり、地域コミットメントのためには必須のものです。
地域商社や資産運用業務が一人歩きできるものではないと思います。
失礼ながら、気になったもんで、、、