大分県日田市にあるローカル駅、「夜明駅」の写真を掲載します。
近くには筑後川が流れており、命の洗濯ができそうな、のどかな無人駅です。
この夜明駅と同じような渓谷の駅として好きなのが、山陰と山陽を結ぶJR伯備線の方谷(ほうこく)駅。方谷駅は全国でも珍しい人名駅。
備中松山藩で百姓の身分でありながら実質的に家老のポストに座り、藩政改革を行った「山田方谷」の住居地が駅になっているのです。長岡藩の河井継之助は方谷の門をたたき、弟子入りします。詳しくは司馬遼太郎さんの長編小説「峠」に。
さて、
筑後川は筑紫次郎といわれ、坂東太郎(利根川)、四国三郎(吉野川)とともに、日本三大・暴れ川として、昔から全国に名をとどろかせています。
河口近くの福岡県大川市(家具で有名)を流れる筑後川は大河です。久留米市あたりでも相当の川幅ですが、夜明駅付近では山が迫り、渓谷のような様相となっています。
久留米から夜明駅を経て、日田(もちろん、それから先もオススメ)への列車の車窓は飽きることがありません。