4月に行く予定だった函館でしたが、足の具合が悪く、断念したことは残念でした。
実は「函館バル」がお目当てでした。
「バル」というのは、スペインの食文化であり、美味しい軽食とお酒をハシゴして楽しむ、夜のイベントです。
日本における「バル街イベント」の発祥の地は函館であり、市民主導によるものです。
詳しくは、地域の魅力研究所の有志による「地域発!日本再生」(金融財政事情研究会刊、2012年7月)の第3章で、近藤さんが書いていますので、是非ご一読を!
今日は、4月の「函館バル」に参加した、H社のS社長とお目にかかったのですが、彼のお話は非常に示唆に富んだものでした。
「このようなイベントは、観光客集めの常套手段であるが、函館バルの場合には、参加者の8割以上が地元の人たち。地元の人たちが美味しいものを楽しむためのもの。地域外には取りたてて宣伝はしていません。このような身の丈に合ったイベントであるからこそ、継続するんですね。」
地域の人気料理店にしても、著名なお菓子屋さんにしても、長い業歴を持っている事業者の共通点は「身の丈経営」です。
地域内であっても急激に店舗数を増やしたり、首都圏のような大都市に店舗展開するようなボリューム追求を否定するわけではないのですが、一歩、一歩、地道に事業を行うことが持続と成長の早道なように感じます。
次回の「函館バル」が楽しみです。
体調万全で参加します。