🚩地域金融、気になったフレーズ

本日の日経地方版の中にあった印象に残ったフレーズを列挙します。

①「体力が続く限り、ご支援していく方針に変わりはない」(信越版)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66974780T01C20A2L21000

~八十二銀行の松下副頭取の決算発表での言葉です。コロナ禍が長期化する中で、体力のある中堅企業の財務基盤も揺らいできています。地域トップバンクの真価が問われます。

② 「4月から予定する営業店の統合など、今後は合併による組織のスリム化や経営効率化が本格化する。26年3月期には19年3月期からの累計で200億円以上の合併効果を見込む。」(信越版)

~第四北越銀行についての記載です。地銀合併が持続可能な顧客本位のビジネスモデルの向上をもたらすかどうか、ワタシはこの点を重視しています。合併で収益力が上がり、厚くなった資本をもって、疲弊した地元温泉街を面的再生したり、地域の将来を展望した大規模投資を行うことがあっての顧客本位の合併です。見込まれる200億円以上の合併効果の一部は当然ここに反映されるものと考えますが、そのような計画は?

③「我々は創業以来、ベンチャー企業の投資に力を入れてきた。目先の資金繰りの心配をせずに、本業に集中してもらえるような環境を整えるのは得意領域だ。」「我々はあくまで縁の下の力持ちとして手伝う立場だ。SBIブランドにはこだわらず、むしろホワイトラベルでいいと思っている」(中国版)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66967210T01C20A2LC0000

~島根銀行への出資1年余を振り返ってのSBI ホールディングス川島副社長のインタビュー記事です。助っ人の熱い応援を受けて、島根銀行が地元顧客にとって頼りになる銀行に変身できるかどうか。島根県にルーツを持つ人間として見守っていきたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする