これは10数年前にコンビニ銀行の設立に関わるコンサルティングを請け負っていた時に、多くの銀行が強く反発した理由でした。
コンビニ銀行を作る側の論理は、
「利便性に優れた場所に入出金ポイントを設置して、手数料を取ることが目的で預金はオマケ」
というものでした。手間やコストのかかる融資などの銀行業務に参入するつもりはありませんでした。
銀行にとっては、キャッシュポイントをアウトソーシングすることで、ATMを自前で持つよりもはるかにコストダウンが図れることから「共存モデル」と思ったのですが、想像外の激しい抵抗に驚愕しました。
同時期に鉄道会社で駅ナカATMをスタートさせた畏友のSさんが、
「コンビニATMも駅ナカATMもお金における電気のコンセント。コンセントで顧客囲い込みとはまったく理解できない」
が言っていたのを思い出します。
本日の日経新聞は「銀行ATM 今やお荷物」と報道しています。
隔世の感があります。
コメント
しばらくで…
コンビニATM、、、活用してます。
既存銀行さんが警戒したのもおぼろげながら覚えてます。内向きの論理が幅を利かすとそんなことになるんですねえ。
コッチは隠居なので今はアハハで済ましてますが、見てると多いねえ、そういうの。
アルカイダさん、久しぶりですね。
隠居になってもボケ老人にならないように好奇心を持ってブラブラしましょう。