28日の日経の記事、「地銀の8割超、他行や異業種との提携に前向き 100行調査」です。
〜合併・統合ほどハードルの高くない業務提携には多くの地銀が意欲を示した。「検討する」が30行、「検討する可能性がある」が55行で合わせて8割を超えた。千葉銀行など10行が参加する「TSUBASAアライアンス」は基幹系システムの共同化を進める。島根銀行など7行にはSBIホールディングスが出資し、資産運用を支援する。(本文より)
答えは限りなく100%だと思っていたのですが、14行が地銀同士とか異業種との連携を「検討していない」ことに、驚愕しました。
経済環境の厳しさ、競争環境の激しさ、そこにコロナが加わるという未曾有の難局を単独自力で乗り切れるとでも思っているのでしょうか。
質問の書き方によりますが、紙面からだと14行は「何も考えていない」思考停止のように見えます。実態は、、、
コメント
他地銀や異業種との連携を考えている地銀において、自行のビジネスモデルをどう変化させマーケットに受け入れ続けられるものにするかを考えていないところが多いのではないかなと危惧しています。単にコスト削減や品揃えの一つとして連携を考えているだけにすぎないように思えてなりません。地域のお取引先を成長させ、地域経済を活性させていくという強い意志がなければ連携は意味のあるものにはならないでしょう。でも、実態は自行の収益をどう確保し増やすかしか見ていないような気がします。残念ですが・・・。