🚩林業をめぐる信金連携

12日の日経関西版「関西の信金、木材・住宅支援 取引先橋渡し、商域生む木材相場高 ウッドショックで混乱」は、良い記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72833170R10C21A6LKB000/

木材相場高「ウッドショック」を受け、住宅と木材の中小事業者を支えようと、枚方信用金庫(大阪府)と木材の産地である京都北都(京都府宮津市)、きのくに(和歌山市)、新宮(和歌山県新宮市)の3つの信金とが連携し、「住宅約35社と材木計20社」(記事より)の橋渡しを図るものです。

木材の調達に苦慮する枚方の工務店からは「飛び込みでの交渉は応じてもらえないが、信金が仲介するならやりやすい」(記事より)、新宮信用金庫の幹部の声は「大阪の工務店との取引拡大は地元にとってチャンスだ」(記事より)。

林業が抱える構造的な問題の解決は容易ではないものの、そこにチャレンジしようとする信用金庫連携を応援したいものです。

コロナ関連のノーリスクの制度融資や、賃貸不動産関連融資などでのプロダクトアウトに拍車がかかる近畿地区の地域銀行との違いを感じます。

ある月刊誌の最新号では、枚方信用金庫の取組みを、店舗の重装化と与信費用増に着目して、「危うさを孕んだ中での逆張り路線」と評していますが、ワタシは不動産関連に傾斜せず、地場の事業者(コロナが直撃)を支える信用金庫らしい経営にエールを送りたいと思います。

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