水中の遺跡

 そろそろ5月。 

 近代化産業資産が、姿を現します

 鹿児島県の北部(伊佐市)にある曽木水力発電所の遺構が、水位の下がった川面に浮かびあがってきます。 

 かつては有数の発電規模を誇り、近隣の化学会社などに電力を供給していましたが、いまは役割を終えています。ダムが建設されたときに水没したのですが、渇水期になると現れるのです。

 発電所の近くには、曽木の滝があります。この滝は滝幅が210メートルで、日本最長。 本家本元とは比較になりませんが、東洋のナイヤガラと言われているようです。

 鹿児島では知る人ぞ知る観光地です。

 北にも季節的に水没するスポットがあります。

 こちらは鉄道遺跡。 

 かつて北海道の帯広駅から北上していた国鉄の支線、「士幌線」の”めがね橋”です。こちらは曽木水力発電所とは逆に、5月ころから水位を上げ、夏から秋にかけて水没するようです。

 南北のこれら遺跡は、以前から「行きたい先」リストのトップ・ティアに入っているのですが、いまだ訪問を果たせていません。

 この夏は、何とか南の方だけでも制覇したいものです。


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