四輪駆動による観光

  今日は鹿児島です。

  先月とはうってかわって涼しく、快適です。

  鹿児島では挨拶の枕言葉になる「風向き」も、桜島から大隅半島方面へと方向を変え、これからは桜島の灰が鹿児島市に降り注ぐ確度は激減します。

  タクシーの運転手さんにうかがうと、10月は修学旅行生が多く、11月に入ると一般の観光客が増えるとのこと。

  観光産業は非常に裾野が広く、宿泊施設、飲食関係、交通機関などに対する直接的な経済効果のみならず、さまざまな地場産業に幅広く波及効果をもたらします。

  鹿児島は観光資源に恵まれているせいか、地元の人々の観光に対する考え方は受動的であったことは否めません。しかしながら、一昨年の九州新幹線の全通の前後から、鹿児島の人々の観光への取り組みが非常に積極的になってきたように感じます。

  観光による地域活性化には「4つの車輪」が、きちんと動くことが必須です。地域における「事業者」、地域の「行政」、「地域金融機関」、そして当該地域の「住民」です。

  全国を見渡しても「4つの車輪」が、すべて適正に動いている四輪駆動の地域は見当たりません。どれかが欠けています。

  毎月、この地を訪れている私としては、ここ鹿児島で「四輪駆動による観光」が実現することを望みますし、その可能性は十分だと思います。

  さて、本日は18時過ぎに鹿児島空港に着陸しました。

  錦江湾から国分の市街地を下に見て、空港の滑走路へと進入しましたが、窓の外に見える錦江湾に浮かぶ桜島山と、薩摩半島方面に沈んでゆく夕日のコントラストは絶景でした。

  明朝は好天が予想されるので、「ダイヤモンド桜島山」が見れるかもしれません。期待しつつ、早めに寝ることにします


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