桜島フェリーはお値打ちものの観光スポット

  昨晩に鹿児島に入って来ました。

  九州も初雪を記録したせいか、非常に寒かったですね。

  寒いせいか桜島がクリアに見えます。

午前中、鹿児島市内で仕事をしたあと、午後は大隅半島の鹿屋市に向かいました。

  鹿屋市への経路は鹿児島市よりフェリーで錦江湾を横切り、桜島に渡り、そこから陸路となります。

  桜島までのフェリーは航行時間、わずか15分ですが、お値打ちものです。 桜島がどんどんと迫ってくるさまは圧巻です。

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  私は鹿児島で時間が空いた時には、ときどきこのフェリーで桜島を往復します。 わずか片道15分の船旅を往復するだけで、気分が切り替わり、リラックスするのです。

  これがわずか150円(片道)なのですよ。桜島に住む人々にとっての重要なインフラですので、低価格設定となっているのでしょうが、これだけの観光価値があるものが150円とはビックリします。

  値段設定をもっと高くした上で、地元の人たちには割引パスなどを別途出すことで現在の価格を維持し、それによって地元住民と観光客などとの価格面での差をつけたらどうか、と余計なことを考えてしまいます。

桜島はかつては独立した島でした。それが大正時代の大爆発で島と大隅半島とが流れた溶岩で繋がってしまい、桜島から大隅半島へは陸路で結ばれることになったわけです。

  大隅半島から見る桜島は、鹿児島市よりのそれとは別な姿を見せてくれます。大隅半島側からの火口から、今日も噴煙が出ていまして、道路に火山灰が降り注ぎ、スリップ注意の看板に現実感があります。

桜島から大隅半島に入ると最初の町は垂水市です。垂水から鹿屋まではかつては国鉄の列車が走っていました。私は昭和50年に、この区間を列車で走ったことがあります。風光明媚な素晴らしい路線だったとの印象があります。

  この路線は1972年に国分(こくぶ)まで全通して大隅線となったものの、わずか15年で廃止になってしまいました。

  そのようなことを思い出しながら、鹿屋までの車窓を楽しんでおりました。

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コメント

  1. 克己 より:

    片道15分ですか!

    次回お邪魔の折には、ぜひ洋上ウォッチングを楽しみたいです!

  2. 芸のない旅芸人 より:

    克己さま

    来年は是非とも鹿児島にお越しください!

  3. kochan1026 より:

    いつも眺めるだけだった大隅半島には一度行ってみたいものです。亡妻の実家は山川の近くだったので、薩摩半島の方はよくいきました。山川から枕崎へと鉄道の線路が伸びる工事は亡妻が小学校6年(昭和34年)の頃だったようで、普段は人の出入りのない学校に熊谷組の子供たちがドッと転校してきたそうです。今なら皆お父ちゃんの単身赴任でしょうねえ。貧しくても日本民族のバイタリティや家族関係はもっと強い時代でした。

  4. 芸のない旅芸人 より:

    kochan1026さま

    山川から枕崎までの枕崎線は開聞岳の麓を通る、非常にのどかな路線です。のんびりしていて最高ですわ。途中にある西大山駅は日本の最南端の駅ということで、観光スポットになっています。

    枕崎までの延長の時代の貴重なお話、ありがとうございます。鹿児島の仲間に教えてあげようと思います。

    それにしても、鹿児島と御縁があるとは存じ上げませんでした。

  5. とても魅力的な記事でした!!

    また遊びに来ます!!

    ありがとうございます。