ねやがわの教授からのメールで、唐招提寺の話がありました。
唐招提寺は鑑真和上のお寺です。
鑑真和上は苦労に苦労を重ねて、最終的に薩摩・坊津(ぼうのつ)に漂着します。
坊津には鑑真和上の上陸の碑がありますが、もう一つ、忘れてならない記念碑があります。
それは、007の第5作、「007は二度死ぬ」の撮影地となったことを示すものです。
今日は久しぶりに、この映画のDVDを見ました。
高校生のころに、この映画を見たときには、東京のホテルニューオータニ、姫路城、そして忍者が印象的でしたが、40数年ぶりにじっくりと見ると、いろいろと発見がありました。
昭和40年代の初めにおける外国人の日本のイメージは、こんなものだったのかと、改めて思いました。 相撲、海女、忍者などが、ことさら強調されています。
この映画には、坊津だけではなく、鹿児島の風景がたくさん登場するのにも驚きました。
桜島を望む磯庭園や島津家別邸だった旅館「重富荘」、さらに、悪党ども(スペクター)の秘密基地が、霧島の新燃岳(一昨年、爆発しました)近くのカルデラ、大浪池(おおなみいけ)だったのには、思わず笑いました。