島根県松江市の郊外にある「神魂神社」(かもすじんじゃ)に立ち寄りました。中学校の遠足以来、ほぼ50年ぶりです。
全国に現存する大社造りの中で最古(1346年)の建物である本殿は、国宝に指定されています。
神社の由緒略によれば、大国主命(おおくにぬしのみこと)の国譲りも「当社が中心」だったとのこと。
本殿の内側(非公開)は狩野山楽、土佐光起の筆と伝えられる大壁画九面に囲まれており、天井には九つの雲が描かれています。
絵葉書を購入し、確認しましたが、凄いです。
社務所でうかがったところでは「九重雲(ここのえくも)」と言うのだそうです。
その一方で、出雲大社の本殿の天井には七つの雲。
九つと七つ。
「そもそもは神魂神社も出雲大社も、天井は八雲(八雲立つ=「出雲」の枕詞)であり、出雲大社の雲が一つだけ神魂神社に飛んで来たのだ。」
などという話をする地元のヒトたちもいます。
真偽のほどは定かではありませんが、、、、、
数年前に出雲大社の特別拝観(大人気でした)で、七重雲を見たことがあるのですが、赤や緑の色鮮やかだったことを思い出します。
神魂神社の九重雲も美しいでしょうね。