HITOYOSHIシャツ

 話が前後しますが、人吉では企業訪問をしました。

 訪問先は、いまや全国的に人気が広がっている、いわゆる「ひとよしシャツ」のメーカーである、HITOYOSHI株式会社さんです。

 示唆に富んだお話を、たくさんうかがってきました。

 HITOYOSHIさんは、もともとは本社が東京にある上場企業の人吉工場でした。

 5年前に本社が会社更生法を申請した際に、同社の高級品の生産ノウハウが集中蓄積されていた人吉工場が、新会社として独立したのです。

 大量生産用の機械や製造ラインを廃棄して、熟練度の高い人たち(皆さん地元の方々)のマンパワーによる、少量多品種の高級品に特化したビジネスモデルが、大変な人気を呼んでいます。

 同社の自社ブランドの商品は、阪急メンズ館(東京・有楽町と大阪・梅田)、さらには阪急デパートさんが取り扱っています。

 私も、HITOYOSHIブランドのYシャツを持っていますが、着ごこち抜群のお値打ちもの。 肌ざわりがとても良く、身体にピタリとフィットします。

 畏友、H社のS社長も、HITOYOSHIシャツを愛用しておられるようです。

 Yシャツやタオルは、早い時点で、アジア各国など海外生産へのシフトが進んだ商品ですが、最近は日本の強みである「几帳面、丁寧、きめ細かさ、安全安心」といった部分で、勝負をする会社が出てきました。

 今治のタオルが典型例ですが、HITOYOSHIさんも引けを取りません。

 このような会社は心底応援したくなりますね。

 がんばれ!!!


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