自虐ネタで終わらせない

「国勢調査が始まった年よりも人口が少ない全国唯一の県から来ました!」

久しぶりに会った人たちとの昨晩の夕食で、Yさんが東京などで仕事をする際の「自虐ネタ」を披露してくれました。

5年ごとに行われる国勢調査は1920年にスタートしたのですが、その時の日本の人口は5596万人。

直近の2015年では1億2709万人と、スタート時比で2.2倍強となっています。

ちなみにピークは2010年の1億2806万人。

県別に見ると、1920年の段階で71万人、2015年は69万人と大正時代の人口を下回った唯一の県が島根県なのです。

全国各地で人口減が叫ばれていますが、人口減先進地区は島根県であることは間違いありません。

さて、県歌というと「信濃の国」(長野県歌) がダントツで有名なのですが、島根県にも「薄紫の山脈(やまなみ)」という歌があります。

小学校、中学校のときに数年間、住んでいただけですが、今でも歌うことができます。

その3番には「90万の県民の♪」というフレーズが会ったことを思い出しました。

確かに1960年 の国勢調査では島根県の人口は89万人です。

「島根をなんとかしよう」

「島根には良いものがたくさんあるが発信不足だ」

と気勢をあげ、最後にボソボソと「90万の県民の♪」と口ずさみ、解散しました

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コメント

  1. ARC(短縮しました) より:

    わが世田谷区が鳥取県を人口で上回った、なんてのが話題になったのはずいぶん前ですが、見れば島根県は鳥取県に次ぐのですね(少ない方から)。

    人の数が多いとエライわけではないけど、100年前より少ないとはねえ・・・

    長野や群馬の出身者が県歌を「必ず歌える」というのは驚きですが、これは当たり前なのですかね。

    アッシが義務教育時代を過ごした東京都と大阪府の歌などまったく覚えがありません。

    大阪府に至っては府の歌が「ないか、ないようなもの」だそうで、なるほど知らんわけだ。

    でも、そんな県がいくつかはあるようです。

    長野や群馬の歌も、制定はそれほど古くはないようで、刷り込みとはおそろしいもんです。

  2. 旅芸人 より:

    島根県は世田谷区どころか江戸川区にも抜かれたと、昨晩の友人たちは言っていました。

    島根や鳥取の人たちは東京の人混みは辛いでしょうね。