オール3は失敗

この1ヶ月、地域金融機関の人たちと会うと、橋本卓典さんの新著「金融排除」の話題で持ちきりです。

書かれていることに自覚症状のあるレイジーバンカーたちも、「取材力に脱帽」と反省しきり。結構な話です。

「金融排除」のアマゾン書評を見ての感想を書いてみます。

全部で12の評価があるのですが、平均値は4.1。

内訳を見ると

星5つ・・・ 8
星4つ・・・2
星3つ・・・ゼロ
星2つ・・・1
星1つ・・・1

「3」がなくて、評価が真っ二つに分かれるというパターンですね。

こういうパターンは非常に「高評価」と、私は考えています。

私の講演と比較するのも僭越ですが、経験上、上手くいった時ほど、アンケート評価は「5」と「1」です。

お褒めとともに強烈な批判が出ます。だいたい感想コメントも書かず、無記名で単に「1」にマルがついているものがあります。(ムカッとするけど抑えて抑えて、笑い)

私の講演では、ダメなものはダメとバッサリ切り捨てますから、見解が違う人、非難されたことが身に覚えのある人は、感情的に許せないのでしょうね。

逆に「3」が多い時は失敗です。こういう時は猛省しています。

「金融排除」の低評価の中身を見ると「御用記者の戯言」といった感情的な表現が強く出ているように感じます。こういう反発は必ず出てくるものです。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする