ズッコケました

本日の日本経済新聞 金融経済欄の「地銀決算」に関する記事です。

「地銀に詳しいアナリストの中には、マイナス金利政策が継続する環境下では「コストをかけて再編するよりも、他行が減るまで経費を削減しながら単独で生き延び、残存者利益を狙う方が得策だ」との声もある。」

「マイナス金利政策が継続する環境下ではコストをかけて再編するよりも、、、、」

いいぞいいぞ、分かっているじゃないか、その調子だ👍👍👍

と思ったのですが、その後を読んでガックリ。⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎

思わずズッコケました。

再編することではないというのは同感ですが、コスト削減のタケノコ生活で生き延びる、とは何を考えているのでしょうか。

残存者利益?、、、、笑ってしまいます。

答えは、

・組織的継続的リレバンの本気度を持った取り組み (もはや待ったなしです)

・スケールメリットや効率化は徹底的なアライアンス (信用組合は完成形に近い、地域銀行は自前主義が仇)

・トラバンやバックヤードのコスト削減は、異業種に引けを取らぬレベルまでの抜本的な施策 (当然、単独ではなく、アライアンスの本格化で対応)

いかがでしょうか。


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コメント

  1. Hさん より:

    「他行が減るまで経費を削減しながら単独で生き延び」って、なんだかTV番組でよくやってる節約生活バトルみたい。(笑)

    でもあちら側のタレントさん達は、しっかりとギャラをもらった上で我慢比べをやってます。

    対して地域金融機関では「コスト削減」の号令下、じわじわと給与や賞与が削られている状況です。これじゃ若手行員は我慢比べなんかに付き合わず、さっさと地方公務員あたりに転職してしまいますよね。(我慢比べがやりたくて入行してくる就活生もいません)

  2. ARC(短縮しました) より:

    残存者利益なんて、、、狙って実現できるもんなんですかね。

    再編だって残存者狙いの面がなくもない?

    話とびますが、レコード盤愛好家はまだ根強くいて、国内唯一残ったプレスメーカーは大ウケです。

    殆ど唯一の針メーカーも残っています。

    そういえば懐かしのカセットも復活とか?

    先日はキヤノンがフィルムカメラの販売を終えることが話題になりました。

    フジも白黒フィルムを止めるとか。

    なのに中古カメラ市には若い客が増えているそうで。

    アッシは負の残存者になったようで、千を超えるレコードを抱えたまま往生してます。

    ただの場所取りでは悔しいので、プレイヤーも残してて、たまには聴いてます(3年に一度くらい)。

    PENTAX645ってカメラが愛機だったのですが、20数年前にオーバーホールして以来、一枚も撮ってません。

    パールIVという古典的名機も持っているのですがシャッターが動かなくなって数年前に25千円かけて修理しました。

    (これで撮った写真が当ブログでご採用)

    残存者になるのも結構ですが、ま、損にならないように願いたいものです。

  3. 路地裏の詩人 より:

    地銀へのコメント笑ってしまいますね。

    この地域では、基幹産業の衰退で資材納入業者がほぼ全社が経営悪化し、某地銀が取引先に支払い猶予を含んだ経営改善計画を提示し関係する金融機関に協力要請。計画では2年後から売り上げ回復となっていました。理由は競合他社が淘汰されて競争環境の改善だそうです。どうも地銀さんの取引先は生き残って、我が社の取引先が淘汰されるシナリオのようです。6ヶ月後地銀さんの取引先が自己破産申請。他社の失敗を待つ無責任な経営改善計画の結末はこんなもんです。

  4. 鮭介 より:

    残存者利益はマーケットシェアを握っているものが、得られるものではないでしょうか。例えば成熟業界で収益確保してきた旧来の販売チャネルが時代の変化とともに古いと評価される。一方で良いだろうと評価される新しい試みが次から次へと現れるが消えて行く。旧来のチャネルは地味に久しく永らえる過程で、実は精錬されより強固で新時代に対応したプラットフォームに生まれ変わっている、と言ったことが時々見受けられます。こういう現象が観察されるのは十年に一回あるかないかではないでしょうか。