昨日の続きです。
「RPAなどのフィンテックで捻出したヒトをコンサルティング業務に回す」
というメッセージには強い違和感があります。
フィンテックの前に「抜本的なBPR」ではないでしょうか。
BPRの一環でフィンテックだ‼️と反駁されそうですが、フィンテックさえやればなんとかなるという姿勢 (良くあるパターンです) が見え隠れし、問題ありです。
やったこともないようなコンサルティングの前に、まずは「商流に根ざした正常運転資金」の把握をスタートラインにした事業理解ではないでしょうか。
長期資金漬けにしておいて、事業性評価だ、コンサルティングだ、とは笑止千万です。
こういう当たり前のことを言わねばならないぐらい レイジーバンク の大本営が、ガタガタに見えるのです。
余計なお節介ですが。
酷暑のせいかブチ切れ気味です、苦笑。
コメント
多胡先生のおっしゃる通りですね。『コンサルティング業務』を語る前に、現場にいる行員、職員に経営理念を理解させる教育をしてきたでしょうか?『お客様』と心の底から言えるでしょうか?地域への愛はありますか?『お客様にとっての価値は?』と問えますか?
地域の企業の経営に関わる我々こそが、余計に深くそれらを理解し、心に刻まなくてはなりません。
「金融機関は数字ばかり見て、事業を見ていない」、というのが金融庁が、「事業性評価に基づく融資」の重要性を説く理由でした。
私は 当初からこの理由付けに違和感を感じていました。
今の金融機関は「数字すら見ようとしない。数字を読む力を失った。もっと言えば、数字を見ることすら放棄した」というのが実態と考えています。
上記フレーズを考えた方は、本当に地域金融機関を理解されているのだろうかと疑問に感じました。
先日某協会の新任支店長研修で現場の深刻な状況を再認識させられることになりました。昨日同協会の本部で次の研修の打ち合わせした時にお聞きしたお話です。
「パラダイムシフト、短期継続融資の重要性、経営者保証GLの正しい理解の必要性「」を訴えてきましたが、何を言っているのかわからないという反応をされた方がかなりいらしたようです。
過去のパラダイムの中で支店長になった方々が対象ですので、批判は覚悟での研修講師でしたが、地域一番手銀行の新任支店長の反応としては寂しいものを感じます。
なかには1割ほどですが、「刺激を受けた。戻って本部のスタンスを確認してみる」という声もあったようですが、これが現場の実態です。
「金融機関は数字ばかり見て、事業を見ていない」、というのが金融庁が、「事業性評価に基づく融資」の重要性を説く理由でした。
私は 当初からこの理由付けに違和感を感じていました。
今の金融機関は「数字すら見ようとしない。数字を読む力を失った。もっと言えば、数字を見ることすら放棄した」というのが実態と考えています。
上記フレーズを考えた方は、本当に地域金融機関を理解されているのだろうかと疑問に感じました。
先日某協会の新任支店長研修で深刻な現場を再認識することになりました。昨日同協会の本部で次の研修の打ち合わせの時にお聞きしたお話です。
パラダイムシフト、短期継続融資の重要性、経営者保証GLの正しい理解の必要性、を訴えてきましたが、何を言っているのかわからないという反応をされた方がかなりいらしたようです。
過去のパラダイムの中で支店長になった方々が対象ですので、批判は覚悟での研修講師でしたが、地域一番手銀行の新任支店長の反応としては寂しいものを感じます。
なかには1割ほどですが、「刺激を受けた。戻って本部のスタンスを確認してみる」という声もあったようですが、これが現場の実態です。
いやはや
ブログに続編を書きます。
「顧客本位営業とは、ボランティアではありません。顧客の声に耳を傾けることで、時代の変化をいち早く感じ取り、自らが生き残るために変わなければならない。そのために必死にお話を聞かせていただいて、課題解決のビジネスモデルに変わり続けるヒントをいただいているのです。マイクロソフトもWINDOWS、OFFICE依存から、必死の思いをしてクラウドにコア事業を転換してきました。銀行も同じです」―。
抜本的なBPRのために、いち早く営業ノルマを廃止した銀行の言葉です。専務、常務は、それぞれ週2回、顧客をまわります。
コンサルビジネスというのも「物売り」「押しつけ型」だけでは、「目先の役務狙い」に過ぎません。
地域金融の戦略とは、地方ならではの課題、すなわち大手企業の下請け依存体質からの脱却、不況下を見据えたレジリエンス体制を整えることです。そのためのコンサルという文脈(ストーリー)で語られなければなりません。