八代アソシエイツの八代恭一郎さんが、「さよなら、汚れリレーションシップバンキング」という論考を、同社hp にアップしました。
http://www.yatsushiro.co.jp
いつまで経っても「なんちゃってリレバン」から、脱することができず、リレバン自体をプロダクトアウト (つまりソリューション商品サービスの押し売り) に変換してしまう地域金融機関の体質・姿勢に、もはや諦めの境地に至っているワタシにとっても強烈なメッセージです。
ワタシ自身も15年余り使い続けたリレバンという言葉を取り下げる時期に来たように思います。
八代さんには伝えました。
「リレーションシップバンキングからCSVBへ」
CSVB、Creating Shared Value Banking です。
お客さまとの共通価値を創造する銀行業務ということです。
CSVは、平成28年度金融行政方針 以降、はっきりと明記されていますし、遠藤長官のインタビュー記事等を見ても、これこそが地域密着型金融の本質であることは疑いようもありません。
CSVといえばハーバード大学のマイケル・ポーター教授であることは周知の通りですが、原典 (2011年発表) を読んでいる八代さんによれば、「ポーター教授の思想とCSVBとは合致する」とのこと。
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そういえば、かつて「マイケル・ポーター賞」を地域金融機関で受賞した銀行がありました。
スルガ銀行です、、、、
http://www.porterprize.org/pastwinner/
2003/12/02184130.html
受賞したのは2003年、ポーター教授がCSVを発表する8年前のことですので、あしからず。