続きです

〜形式だけのガバナンス、

〜形式だけのコンプライアンス、

〜統合リスク管理の本当の意味を経営陣が理解しておらず、経営会議では数字がスルーするだけ、

〜リレバンもベンチマークもチェックリスト化でお茶を濁す、

などなど、

そして当局検査 (本質的な金融仲介の対話力が弱いことをいいことに) をいかにしのぐかに血道をあげる、

*************

地域金融機関の経営者にお客様本位のビジネスを追求しようとの責任感や矜持があれば、こういうことは起こらないんですがね。

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コメント

  1. 新田信行 より:

    そのような経営者の人生の目的をお聞きしたいです。

    経営は理念と事実が全てです。言い訳には何の意味もありません。

  2. 寺岡雅顕 より:

     ある金融機関の当局ヒアリングの直前に、「あなたたちの今の方向性,マズイですよ。こう考えるべきですよ」とお話したことがあります。

     組織を変えたいという思いで、私を講師に招いてくださった中堅の職員が、ヒアリング対策に私の話をまとめ、当局との面談予定者に、ペーパーを配り、それに沿ってヒアリングを受けたそうです。

     結果は、「よくわかっていらっしゃる」という高評価を受けたということで、感謝されたことがあります。

     言っていることと、やろうとしていることが違うのに・・・。

     複雑な気持ちです。その担当者は、いま、窮地に追いやられていると聞きます。

     

  3. 新田信行 より:

    権力欲、名誉欲、金銭欲、自己保身。本音はこれが生きる目的となっている経営者がいるのでしょうね。もともとはそうでなかった人も、長い権力の座や老いは人格劣化を起こすこともあり、恐いです。引き際も大切ですね。

  4. 森脇ゆき より:

    寺岡さまがお書きになっていること、悩ましいです。都合のよい解釈とか、利用など。

    よくない経営者は”1円”の利益をどのように感じているのでしょう?

    現場の人間がお客様からいただく1円はただの1円ではないのです。

    その1円は奪ったものでもなく、拾ったものでもありません。お客様との共通価値の創造によって生み出される大切な「気持ち」なのです。

    現場の人間がお客様との信頼関係を構築しても、経営側が目先の利益を優先し、その信頼関係を利用するようなことがあれば、やがて現場の人間は、その「1円」に価値を感じなくなります。

    形式的なお客様本位の手段として、見よう見まねである日突然ノルマを撤廃しても本質的には何の意味もなさないのではないでしょうか。