地銀再編が金融包摂の処方箋? (その3)

その1、その2 に多くのコメントをいただきました。

改めて金融排除を撲滅するには、地銀再編と言うよりは (「選択肢の一つ」と言う方が大人の対応だと、友人たちから示唆を受けていますが)、コミュニティバンクの全国ネットワークが必要不可欠と感じています。

ポイントとしては、

〜コミュニティ単位の地域密着によるリレバンの徹底。(トランザクションバンキングや金融インフラは、コスト競争力のある異業種やネット系に取って代わられる可能性が高い。)

〜一部の地域銀行のダウンサイズ、コミュニティバンク化も

〜コミュニティバンクでありながら、地域銀行への転換を目指したり、地域銀行の悪いところ (顧客本位ではなく自己中心) ばかり真似をしているところは経営者の交代

〜非上場

〜バックヤードは全国ベースで共同化 (シェアードサービス)

そうなるとコミュニティバンク空白地をカバーする仕組みを真剣に考えねばなりませんね。


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コメント

  1. 東北の銀行員 より:

    信用金庫や信用組合では既にバックヤードの共通化が進んでいると思いますが、地域銀行の全国ベースでのシェアードサービスがもし可能だとしたらメリットは大きいです。

    個人的には地銀ATMを共同化(こちらは地域ベースでも)できれば、これも三方よしだと思うのですが。いずれにせよコストは削減出来るはずです。

    特にも労働集約型リレバンは高コストです。限られたリソースをどこに集中するのか、経営陣の腕の見せ所ですね。

  2. 新田信行 より:

    地方行政も、金融の重要性を再認識すべきだと思います。自分の街に金融機関の本店が無いことの問題を認識して欲しいです。

    無論、地方創生に無関心な地域金融機関が、目覚めることが前提ですが…。