昨日の「リーガルハート~いのちの再生弁護士」(テレビ東京の番組) は伊豆湯ヶ島温泉の落合楼の再生の話でした。
このドラマのモデルとなった村松謙一さんの著書「魂の会社再建」(東洋経済新報社) を読んだ直後だったので、ドラマで描ききれなかったところをカバーしつつ見ることができました。
第1回と異なり、落合楼編ではメインバンクが模範的なリレバン対応をします。
「地元地域金融機関の適切な判断と実行力があれば、疲弊した老舗旅館の再建は十分可能であることも、ぜひリレーションシップバンキングを志向する地域金融機関は学んでほしい。」
村松さんは著書でこのように書いています。
メインバンクはどこかって?
昨年来、話題になっているカタカナの銀行です。リレバンの対極にある銀行ですよね。
ドラマで伊豆中央銀行・宇野部長として描かれていた方は、いまどうしていらっしゃるのでしょうか。
コメント
金融系ドラマは内部の問題や権力闘争がフォーカスされるものが多いなか、2話では地方金融の存在意義を示し、心地よくリレバンが描かれてました。
当地の民放では放送されていないため、どれくらいのバンカーが視聴しているのかわかりませんが、是非観てもらいたいものです。
メインバンクそうなんですか。たまげました。最初の異様な目つきからの土下座の演技力にも意表を突かれました(笑)準メインも最後には折れて、最も大切なのは「地域の元気」だというまとめ方はいいですね。
あと、愚か者の税務署が登場したりと、債権回収の優先順位巡り、関係者が見境なくエゴ剥き出しで競い合う現実を描いたのはいいですね。これに対して反町弁護士が「地域の元気が最優先でしょ」と説き伏せ、旅行代理店までもかけずり回る姿は、再生請負の王道であり、時間制限の厳しいドラマの展開としては、良かったと思います。