不作為犯を許すな

「現場からの提言を本部が握りつぶすことは日常茶飯事。あの時、本部が真剣に検討して取り組んでいたらこのようなことにならなかったのに。」

よく聞く話です。

不作為の罪です。

その一方で、「失敗すると厳罰に処す」ところだけはしっかりしています。

こういう組織は例外なく業績がよろしくない。

不作為の罪による機会損失は遡って計測することが可能です。それをベースに不作為犯の当事者が退職していないのであれば、責任を問い、当人の評価に加味すべきと思っています。

そもそも施策の事後検証が不十分 (やりっぱなし体質)、さらにそれに則った信賞必罰が曖昧 (お友達クラブ) なのが、ほとんどの地域金融機関。

こういう土壌で不作為犯を処罰することは難易度が高いのですが、不作為の罪を問う仕組み (業績評価や人事考課も含め) がない限り、組織の活性化は望めません。

そもそも、不作為の罪を問う仕組みを作る部門が、不作為犯の総本山だったりして、笑。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 楢山 敬 より:

    いまだに「本部と営業現場には主従関係が存在する?」やうなお話も見聞きします。「本部(参謀) にはミスやミスリードがあってはならない」のだそうです。とても古くて古い問題です。旅芸人さまの発信が…「変化への誠」となりますやうに…

  2. 旅芸人 より:

    楢山さん、

    現場が主で本部が従ですよね。笑