月刊 金融ジャーナルの最新号 (9月号) に拙稿 「ノルマ撤廃は1日にしてならず」が掲載されています。
久しぶりの雑誌への投稿です。
「脱ノルマを問う」という特集の中の5本の記事のうちの一本です。
他の執筆者の論考を読み、同じテーマでも人によってタッチがかなり違うものだと感じました。(あたりまえか、笑)
こういう企画は比較されるので結構恐ろしいものがあります。
地域金融、中小企業金融に関して、思うところをズバッと発信します。
月刊 金融ジャーナルの最新号 (9月号) に拙稿 「ノルマ撤廃は1日にしてならず」が掲載されています。
久しぶりの雑誌への投稿です。
「脱ノルマを問う」という特集の中の5本の記事のうちの一本です。
他の執筆者の論考を読み、同じテーマでも人によってタッチがかなり違うものだと感じました。(あたりまえか、笑)
こういう企画は比較されるので結構恐ろしいものがあります。
コメント
金融ジャーナル9月号熟読しました。この雑誌を熟読する機会は少ないのですが今回は真剣に読みました。5本の論文のなかでは最後の「ノルマ撤廃は一日にして成らず」がもちろん一等賞ですが、全部を精読して、あらためて収益(株主利益)至上主義から、ヒューマンアセット(従業員)、取引先、地域社会などの「all of stakeholders」にバランスよく目配りするビジネスモデルへの転換という文脈で「ノルマ撤廃」を理解すべきと思いました。だからこそ「一日にして成らず」なのです。過日に本ブログで指摘のあった米国のビジネスラウンドテーブルの宣言は、同じことが日本だけでなく米国でも、地域金融だけでなく全産業で問われている可能性を示すように思います。なお、多胡さんの論文以外では、4本目の三城雄児さんの「人・仕事・意識の変化が大切」というのが私の好みであります。
「組織は生命体である」とピーター・センゲが「学習する組織」で唱えて、20年近くがたちます。生命体を構成する免疫システム、細胞、臓器部位は、「生命体の持続的健康」という共通目的のために活動するはずです。
「なんのためにやらされているのか自分でもよく分からないんだよね」
という活動は、生命体活動ではないのです。
本日、金融庁の行政方針が出ると思いますが、故に、経営理念から実践までの一気通貫を金融庁も重視しているのです。
「経営理念というお題目はさておき、うちはこんな戦略でうまく稼ぎます」というのは、本来の経営ではないのです。
失礼。20年ではなく、30年(!)近くでした。