横軸あっての縦軸

久しぶりに師匠の薫陶を受けました。

地域金融、中小企業金融は経済学だけでは図れない、社会学的な視点が不可欠と、ご指導をいただいた方です。

地域金融機関の経営環境の厳しさから金融行政も含め「収益性→ 健全性」(= 縦軸) のところについ目が行きがちですが、改めて銀行法第1条「国民(=地域) 経済の発展に資する」ための金融 (=横軸)に立ち返って、ブレることなくしっかりと地域金融・中小企業金融に関わって行きます。

縦軸が強くなりすぎると金融排除が起こります。

あくまでも横軸あっての縦軸です。

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コメント

  1. 八代恭一郎 より:

    横軸の定義があいまいなことから、縦軸を拡大解釈する動きがあることに注意が必要です。
    地域金融機関が地域経済の発展に資すると考えているファイナンス契約の獲得(プロダクトアウト)での収益性向上(縦軸そのもの!)は、担保や保証ガチガチで、事業計画で事業性評価を代用できるもので獲得するものであっても、ターゲットを絞ってマーケティングすればマーケティング行為は横軸のように見えてきます。
    最近では縦軸の不振が金利競争に基づくと考え、競争環境の改善のために地域金融機関の経営統合まで期待する(もしかして横軸?)ようになっています。
    横軸縦軸は常識的な実数の直交座標ではなく、縦軸については複素数の複素平面のように横軸上のフェイク移動については縦軸を逆方向に移動するような縦軸横軸認識が必要なように思えます。