人材戦略委員会のススメ

大手のメーカーなどには、経営理念につながるビジョンや事業戦略の実現に向けた人材戦略の方針、ならびに具体策を議論する場があります。さらにはそのための委員会などの会議体があります。

しかるに地域金融機関においては、そのような話を聞いたことがありません。

担当部門や執行部隊の会議ではそのような議論がなされているかもしれませんが、取締役会には上がってこないようです。

人材は地域金融機関にとって根幹部分です。経営陣の会議では「人材戦略」こそが議論の俎上に載せられるべきではないでしょうか。

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    確かに「戦略的な人材活用」は、組織的というより、属人的かもしれませんね。属人的であれば、「(大なり?)小なり」はやっているような雰囲気を感じ始めています。昔から、「異色の個」は散発的にあったのかもしれませんが、多胡さんご指摘の通り、これからは組織的に考えてみることも重要ですね。「支店長になりたい」という旧来型の出世願望というのはなくなった気がします。銀行後の人生も地域で切り拓いていけるプロフェッショナルとしての生き方を望む人の方がむしろ多いのではないでしょうか。「その気」がありそうな人材には、組織内には囲わず、積極的に外の世界を見せるべきだと思います。ネットワークが一気に拡大し、成長が組織にも好影響をもたらすはずです。