加賀百万石というが、それを支えていたのは越中の穀倉地帯である砺波平野だ、と富山県のヒトは言います。
砺波平野を走るのが城端線。
富山県で最も古い鉄道 (北陸本線よりも) とのことで、122年の歴史があります。
高岡から城端までの29.9キロ、沿線には砺波、福野、福光と“豊穣”の町が連なっています。
チューリップ、散居村など見所は多いのですが、とりわけ木彫の町 井波は魅力的です。実はワタシが今、一番訪問したい場所は井波なのです。
井波は城端線から東に外れていますが、かつては北陸本線の石動から鉄道が走っていました。
加越能鉄道 加越線 (石動~福野~井波~庄川町、1972年に廃線) です。
北陸の私鉄は水力発電の関係で電車が主流なのですが、加越線は非電化路線です。
加越線は福野駅で城端線と接続していました。
加越線の井波駅 (石動から17.6キロ、福野から4.8キロ) は登録有形文化財に指定され、いまも物産展示館、バス待合室として使われているそうで、見たいものです。
井波も福野も福光も平成の大合併により、南砺市という味わいのない名称となってしまいました。
最後にハカセの写真館から城端線です。
(日曜日は乗り鉄紀行です)
コメント
井波、、、ワタシにとっても行きたいところの一つ。
昔、乗り鉄で城端駅に着いた時、待合室には土地の産物が展示してありました。
ホホウいろいろあるんだなあ、と感心したものの、そこまで。
すぐ折り返してしまいました。行ってみれば気が済んだのですね。
だからその頃井波なんてさらに知らず。(何分、地理歴史に疎いので)
そういえば、加越能鉄道名残りの万葉線には乗りました。
富山新港に保存の帆船海王丸を見に。
新湊の寿司屋に行きたい!