蜘蛛の巣のようなアライアンスへ

山口フィナンシャルグループ(FG)と愛媛銀行は22日、船舶向け融資や地方創生事業のノウハウを共有するための業務提携を結んだと発表した。両行は瀬戸内海を挟んで立地していることから、提携の名称は「西瀬戸パートナーシップ協定」とした。地場産業の振興やインバウンド(訪日外国人)の誘致で連携する。(日経電子版 1月22日)

いよいよ地域銀行同士の連携が加速しそうです。

これから、地域銀行間でさまざまな提携が蜘蛛の巣のように張り巡らされることになると考えられます。

ニーズが合致する銀行との間で多面的な業務連携をするというフレキシブルな施策は千葉銀行のあみ出したものと思われますが、ワタシは今後はこれが主流になるとの確信を持っています。

一方で、資本統合による再編は成果が出ているとは思えません。再編のための時間の浪費、コスト増、人の融合部分などでの弊害が顕在化しています。

ワタシは資本統合は“救済”か、“負ののれん狙い”以外にはありえないと思っています。

「資本統合した方が共同化は進む。アライアンス?、お手並み拝見」と業務提携に批判的な発言をしていた某地銀グループのトップのご意見をうかがいたいものです。

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