C55と利尻富士

1970年7月、初めて稚内に足を踏み入れました。

いまや羽田から2時間で稚内空港に降り立つことができるのですが、50年前は C55というSLが牽引する急行「利尻」で旭川から7時間弱の長旅でした。

「樺太を視界に捉えることができるのではないか」

真っ暗闇の車窓、最北端への距離を縮めていくレールの継ぎ目の音を聞きながら興奮していたことを思い出します。

稚内市街地の手前の抜海駅あたりで利尻島が見えるとの事前情報があり、目を凝らしていたのですが、あいにくの小雨で利尻富士を拝むことはできませんでした。

それから20年あまりを経た7回目の稚内訪問の時に、ついに利尻富士が全容を現してくれたのです。感激しました。

写真はいずれもハカセからもらったものです。

稚内機関区のC55 (1970年7月)
抜海駅付近からの利尻富士(2018年5月)

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