リレバン型の「信用リスク管理」は教科書にあるような過去の倒産確率 (債務者区分ごとの) や回収率を計算して、引き当て額を計測したり、資本を手当てしたりすることだけではありません。
それ以上に、お客様と危機を共有し、実態を冷静に捉え、財務面と本業面の両輪で支援することが、リスク管理という観点から重要です。
~「伴走支援・イコール・信用リスク管理」、
~ リスクマネジメントは人の育成に尽きる、
~リレーションシップ・キャピタルとヒューマン・アセットが基本、
トラバンのプロダクトアウト金融機関には絶対にできない芸当です。
先日、組織的継続的リレバンを進めている某金融機関でこんな議論をしました。
コメント
“リスクをとる”と言うのは、厚い財務基盤を基に“少々損失を出しても大丈夫だから”というものではなくて、お客様の企業存続の可能性を高めるためのお手伝いを人的コストもしっかりかけて行っていく事だと思います。ですからそのコストに見合うフィーや利息は頂きますが、あくまでも成果を出す事が前提です。
またその成果とは、お客様が本当に納得して頂けるものである事も大切です。
お客様の納得・・・難しいものですけど。