🚩(続)比較すれば一目瞭然

本日の日経地方版にあった地域銀行Xのトップインタビューです。

「素早く資金を供給することが重要になる」と言いながら、

(日本政策金融公庫の実質無利子の特別融資を申し込む企業も相次いでいるとの質問に対し)「民間の金融機関も実質無利子で融資できる仕組みが整えば全力で協力したい」との回答。

呆れました。傍観者で他人事です。読んでいて情けなくなりました。

一方、本日の日経全国版には第一勧業信用組合の新田理事長のインタビュー記事が掲載されています。

以下、抜粋です。

~コロナの影響がなければ倒産しない取引先は一社たりとも潰さないという方針でやっている。コロナ特別枠をつくって自前の低利融資も始めた。

~『資金繰りは任せろ。一緒に乗り越えるぞ』と激励し、取引先の商品を買い上げるところから始めた。

~信用保証協会の100%融資につなげることだけが金融機関の仕事ではない。もちろんバランスは考えるが、危機時に政策金融と同じことしかできなかったら我々の存在意義はない。

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地域金融機関の経営者でこれだけの差が出ています。

金融行政によるレイジー経営者への深度ある対話の実態をうかがいたいものです。

★追記:

こちらの方もご高覧ください。

3月1日のブログ 「新型コロナ対応 この違いって何ですか」 で、北海道における地域銀行と信用金庫の取り組み姿勢の大きな違いを浮...

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