昨日のブログの続きです。
奈良県のコロナ対応制度融資について、昨日、複数の有識者の方たちと話をしました。
コンプライアンスの観点から、銀行も、信用保証協会も、県も思慮が足りなかったのではないかということです。
「法律に違反していないからコンプライアンス違反ではない」
こういう認識だとしたら大間違いです。
「法律は守るのが当たり前、社会的倫理に則って正しいか、社会的規範を守って行動をしているか」
これこそがコンプライアンスです。
コンプライアンスを「法令遵守」と訳すことはやめたほうが良いかもしれません。
さて、奈良県の事例、ワタシだったらコンプライアンスの観点から絶対に容認しません。
医療従事者が命を削ってボーナスもなく戦っている中、中小小規模事業者や個人事業主が倒産廃業の危機に直面して苦しんでいる中、金融の供給サイド(金融機関、保証協会、県)は別世界という話はないでしょう。
金融庁がどう思うか、中小企業庁はどうかと、あーだこーだ考える前に、まずは「お天道様が見ているよ」なんですけどね。
コメント
営業に携わる人間は特に自分の給料がお客さまからどのようにもたらされているかを明確に知っています。
このように稼ぎだされた給料に、達成感とか、やりがい、ありがたさを感じるのでしょうか?
お金は経済の血液であるとご存知ならば、金融のプロとして健全な血液を供給していると言えますか?お聞きしてみたいです。