🚩資本性劣後ローンは手段、目的にあらず

ある地域金融の現場での話。

X氏「金だけ投入すれば、あとは事業者の方が何とか頑張る、というケースもない訳ではない。けど、今回のコロナ禍での財務内容の痛みはハンパない。とにかく一刻も早いPL改善を徹底サポートすることで、中小企業の社長を資金繰り地獄から救済しなければならない。金融機関は資金をつけるだけではなく、PL改善のためのお手伝いが必須だが、おたくは資金だけで本業面の支援はまったくないね。」

続けてX氏、

「おたくで取り扱っているコロナ資本性劣後ローン、あれってただの据え置きのための商品でしょ? 某政府系金融機関の資本性劣後ローンは、PL改善のお手伝いのための貸し手銀行団による連携支援をも融資条件に入れてるよ。本来の目的はそこだと思うんだけどね。」

以上、事業再生支援のプロフェッショナルであるXさんからの連絡です。

X氏に畳み掛けられた相手の御仁、果たして「金を入れるのはただの手段であり、手段を目的化している」ことを痛烈に批判されたことに気づいているのでしょうか。

コロナ禍での金融支援は、小規模事業者等への資金繰り支援であるゼロゼロ融資から事業支援へ、さらには地域経済の要である中堅中規模企業に対しても...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 地域経済活性化支援人 より:

    「金だけ投入すれば、あとは事業者の方が何とか頑張る」
    安易な資本性ローンは繰上返済されます。自助努力で立て直したのに(黒字化により)金利が上がるなんて事業者にとって耐え難いのです。
    そもそも資本性ローン自体に本業支援機能はありません。目的が当面の資金繰り改善ならば、黙って据え置きのゼロゼロ融資を使った方が良いのではないでしょうか。