🚩この地域ではフィデューシャリーデューティーは死語らしい

某証券会社の某地方支店には、次のような照会が多いのだそうです。

小規模企業X「地元トップバンクである〇〇銀行からゼロゼロ融資と抱き合わせ販売された投信の内容がわからないので、教えて欲しい。」(→〇〇銀行のホームページを見るとコンプライアンス、フィデューシャリーデューティといった言葉が踊っています)

小規模企業P「△△銀行からゼロゼロ融資を断りきれなく借りた。放置しておくのももったいないから、何か投信商品ないの?」(→△△ 銀行のホームページにもコンプラやフィデューシャリーデューティーが)

「ゼロゼロ融資は3年間無利子ですから、借りて投信で運用してはどうですか?と言われているので」、こんな照会もあるようです。いまどき財テク提案とは呆れます。

この地域は地域銀行も信用金庫も競うようにゼロゼロ融資の満額押し込み活動に邁進しています。

他と違う動き方をすれば(適正な資金繰り支援とウイズコロナ・ポストコロナの本業の相談に乗ること、要はリレバンです)、お客様の支持を受けて存在感を増す千載一遇のチャンスだと思うのですが、この地域ではすべての金融機関が判で押したように同じ行動をとっています。

信用保証協会も手抜きです。まともな信用保証協会は金融機関からゼロゼロの満額申請が来ても、易々と応じることはありません。

トラバン、プロダクトアウト、顧客本位なんてどこ吹く風の仁義なき戦い。皆でそろって「▼▼番外地」へ行ったらよろしい。

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