小学校、中学校の頃、夏休みの家族旅行の定番は箱根か山中湖だったのですが、1965年(だったと思いますが)、父親の発案で筑波山と潮来に行くことになりました。
土浦まで国鉄の準急列車に乗車し、関東鉄道のディーゼルカーとバス、ケーブルカーを乗り継いで筑波山の山頂へ。そこから土浦に戻り、船で霞ヶ浦、潮来へと向かいました。
小田急ロマンスカー、箱根登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖遊覧の箱根ゴールデンルートと比べると「華やかさがないなぁ」と中学生ながら思ったものです。
その茨城県がついに魅力度ランキング最下位を脱出しました。
茨城県は観光素材は残念ながらイマイチなのですが、全国屈指の食材は大きな魅力です。メディア報道では、それがうまく発信されていなかったことが万年最下位につながったと言われています。
今年は42位になりましたが、さらなる躍進に期待したいものです。
最後に昭和40年代(日付不明)らしき土浦駅の駅弁包装紙が、義父のコレクション中にありましたのでアップします。
改めてよく見ると、関東鉄道や霞ヶ浦の船のルートの背景には地元の食材のイラストがさりげなく散りばめられていますね。常陸牛あり、野菜あり、果物あり、海の幸あり。
土浦は土屋家の城下町です。藩主は譜代が続きますが、一番長いのは土屋家、天目山の片手切り・土屋惣蔵の子孫です。