士幌のこと

日曜日は乗り鉄紀行。

今週は北海道、十勝の士幌線です。

士幌線は帯広駅から十勝平野を北へ78キロ、十勝三股駅までの国鉄路線です。

ワタシがハカセと初めて北海道に足を踏み入れた1970年当時は、支線ながら夏季限定で急行列車「大平原」が糠平まで乗り入れるぐらいの路線だったのですが、モータリゼーションに押されて1987年に廃線に。

今はタウシュベツ橋梁など北海道遺産に指定されているコンクリートアーチの橋群が廃線巡りの目玉スポットとなっています。

1970年以降、何度も北海道を訪れましたが、他の路線に目移りし士幌線に乗車することはありませんでした。

廃止後10年以上を経て、沿線の中心集落である士幌町を訪れる機会があったのですが、この時は帯広から路線バス。

士幌からは都市間高速バス(帯広から三国峠、層雲峡経由で旭川まで)で旭川に向かいました。

士幌町はじゃがいもの生産量で全国トップ10に入ります。

ここには全国屈指の農業協同組合、士幌町農協があります。

この農協は太田寛一組合長の時代に「生産、加工、流通」の一貫経営に移行し、埼玉県をはじめ道外に自前の流通加工拠点を持っています。

http://www.ja-shihoro.or.jp/outline/emeritus.html

組合員は裕福で、一戸あたりの農協貯金額は1億円ぐらいとの話を聞いたことがあります。

士幌町農協が経営するスーパー「Aコープ」に立ち寄りましたが、品揃えの豊富さと質の高さに腰を抜かしたことを思い出します。

—————–

最後にハカセの写真館。冬の士幌線の風景、いずれも糠平~黒石平、1974年12月19日の撮影です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ARC より:

    士幌線、とくるとチョット反応したくなります。
    北海道愛に溢れるワタシは十勝三俣まで行ったんだなあ。(フッフッフ)
    ただ惜しいことには糠平−十勝三俣間が代行バスになってからでしたが。
    冬の時期の終バスだったので真っ暗、ただ往復しただけで、客は終始一人。
    終点に着くと運転手は暗闇の中で唯一あかりが灯る家に入って行って、ワタシは外で凍ってました。

    それはそうと、三国峠を通るバスってのがあるんですか。
    昔、道産子に紅葉のオススメはどこ?と訊いたら三国峠と即答したのでずっと気になってました。
    行ってみようかな。(といっても来秋)

  2. qzs04203 より:

    ARCさん、

    三国峠を越えるバスありますよ。士幌から層雲峡経由で旭川向かう際に通りました。十勝、上川、北見の境界点らしく、眺めが良かったという記憶があります。

  3. qzs04203 より:

    ARCさん、

    三国峠に行くときには士幌の太田寛一さんの記念館に立ち寄ってください。

  4. ARC より:

    そのバスは、三国峠経由とあるものの、三国峠には停まらないんだなあ。
    十勝三俣の次が層雲峡だって、、、さすが北海道の区間長、歩いて着ける距離でもないし。