1995年3月11日、50数年来の友人であるハカセ、ARC両氏とともに南部縦貫鉄道を訪れました。
当時、東北新幹線は盛岡まで。特急に乗り換えて三沢、そこから十和田電鉄で十和田市駅(かつての三本木駅)まで行きました。
十和田市駅からタクシーで20キロ弱走り、南部縦貫鉄道の始発駅である七戸駅に到着しました。(七戸駅は新幹線の七戸十和田駅から数キロ離れた地点にありました)
南部縦貫鉄道は七戸と野辺地(東北本線)の20キロの区間。廃止になる2002年までキハ10というレールバスが往復していました。
人家がない雪中をひたすら走る25分の旅でしたが、盛岡藩(南部藩)支藩である七戸藩(1万石に満たない)の過酷な環境を実感しました。ちなみに終点の野辺地は会津人たちが移封された斗南藩になります。いずれも反薩長の急先鋒でした。
明日は斗南藩エリアの乗り鉄紀行です。
写真は南部縦貫鉄道。ARCさんの提供です。
★十和田電鉄についてはこちらも。
コメント
運転台を見て、あらためて思い出しました。
バスというだけあって、外観もそうですが、中身もいかにもバスでした。
ハンドルこそありませんが、床からは長いチェンジレバーが生えていて(昔のバスそのもの)、ガガガッと変速していました。
貨車並みの二軸(車輪が2本)の下廻りと貧弱な線路が相俟った妙な揺れ方も蘇ってきました。