堺市が仁徳天皇陵(大仙陵古墳)を上空から眺めるガス気球の運営をする事業者の募集を始めるとのニュース、心が躍ります。
教科書にある仁徳天皇陵の全容が見たいものだと学生時代から思っていましたが、和歌山を往復する折の特急「くろしお」の車窓(三国ヶ丘~百舌鳥)からでは想像できず、堺市役所の展望ロビーからの眺めもイマイチでした。
言わずと知れた日本最大の前方後円墳なのですが、「前方後円墳」という名称をつけたのが蒲生君平だということはあまり知られていません。
蒲生君平については、2018/10/23のブログ「国の豊かさの源泉を地方に」で取り上げました。
皇国史観で祭り上げられた反動のせいか、戦後になってから蒲生君平の業績は地元宇都宮でも十分に浸透していないのは残念です。
県の魅力度ランキングでは低迷する毛野国(上野・下野)ですが、「寛政の三奇人」のうち2人を輩出していることを、地元の人たちはどれだけ知っているでしょうか。
★特急「くろしお」に関してはこちらを。
コメント
「前方後円墳」という言葉は間違いではないかと勝手に考えています。以前に故宮博物館展を見た時に中国の皇帝が使った文物の説明で「円」は天上世界を表し「方」は地上世界を表すというものがありました。それ以来「前円後方墳」のほうが相応しいように思うようになったのです。
宇都宮の中心部にひっそりと蒲生神社があります。学問の神であり、私はよくお参りに行っています。調べてみると、蒲生さんゆかりの史跡が宇都宮のあちこちにあるんですね。栃木を代表する先人ですので、今度、史跡巡りなどをしてみます。