乗っておきたかった列車 (その6)

小学校の頃、昭和30年代ですが、学校の体育館で映画鑑賞会が定期的にありました。

どんな映画を見たのかまったく覚えていないのですが、なぜか「紀勢本線が全通した時の映画ニュース」はよく覚えています。

小学校の体育館で見た記憶だと、国鉄バスが尾鷲と熊野市の間の海岸線の狭い未舗装の道をほこりを上げながら走っていました。

伊勢亀山と和歌山を紀伊半島の海岸沿いに結ぶ紀勢本線は、昭和34年までは東線と西線に分断されていたのです。

全通後、数年を経て、名古屋から紀勢本線経由で大阪の天王寺まで特急「くろしお」が通し運転をすることになりました。

昭和43年10月号の時刻表によれば、

◉ くろしお3号

名古屋 9:35 亀山 10:32 津 10:51 松阪 11:10 尾鷲 12:41 熊野市 13:12 新宮 13:36 紀伊勝浦 13:59 串本 14:36 白浜15:35 紀伊田辺 15:48 和歌山 17:17 天王寺 18:16

9時間弱の長旅です。

比較のため、名古屋と大阪を結ぶ、新幹線ひかりと近鉄のノンストップ特急の同時間帯のものをピックアップしてみました。

◉ 新幹線 ひかり9号

名古屋 9:44 → 新大阪 10:50

◉ 近鉄特急 (途中停車駅は鶴橋のみ)

名古屋 9:30 → 上六 11:43

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いまは名古屋から天王寺までの直通特急はなく、新宮以東は特急「南紀」、以西は特急「くろしお」であることは周知の通りです。

実は40年前に名古屋から天王寺行の直通特急「くろしお」に乗りました。

新宮で下車。

そのまま新宮泊。熊野川河口を眼下に臨む新宮城址に登り、寿司屋でしこたま飲んだという記憶しかありません。

天王寺までの全線を通しで乗るべきだったと後悔の念にたえません。

*****

さて、今回の平塚のハカセの写真。

その① は波田須付近を走る特急「南紀」です。
昭和34年、紀勢本線の最後に開通した区間です。

__2003

その② は東京と紀勢本線の紀伊勝浦を結んでいたブルートレイン寝台特急「紀伊」。亀山駅です。

__1980


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コメント

  1. ARC(短縮しました) より:

    ブルトレの「紀伊」、懐かしい写真をありがとうございます。

    1980年頃の写真のようですが、アッシも丁度この頃この列車で那智の滝を観に行きました。

    乗っておいてよかった列車です。

  2. 旅芸人 より:

    かつて紀伊号は出雲号を併結していた時がありました。名古屋で切り離し。出雲号はサンライズになっても瀬戸と併結になったりで、自立できないのですわ。

  3. ARC(短縮しました) より:

    そうそう、出雲かは忘れましたが確か併結でした。

    紀伊だけでは編成が短いですからね。

    夜行寝台にしては距離も短いので、特急とはいえユックリ運転だったような。紀伊勝浦には丁度いい時間帯に着きました。