改めて地域支援経費

昨晩の日経電子版記事です。

~日銀は24日、2020年11月に導入を決めた地域金融機関向け支援制度を3月1日から開始すると発表した。経費削減や経営統合に取り組むことを条件に、日銀に預ける当座預金に年0.1%の上乗せ金利を付ける。経営改善に向けた計画などを順次受け付け、地方経済を支える金融機関に広く利用を促す。

週刊金融財政事情での投稿やこのブログでも発信していますが、この制度の狙いが「地方経済を支える金融機関」の支援である以上、金融機関の経営改善に向けた計画のOHRの経費(削減対象)は地域支援経費を除外したものとすべきと考えます。

多くの地域金融機関はマイナス金利などの厳しい経済環境の中で、「聖域なき経費の見直し」と称し、地元の事業者からの購買を打ち切って、価格競争力...
日銀当座預金の特別付利のアナウンスを受け、OHRの引き下げ、さらにいえばコスト削減のところに注目が集まっています。 沖縄の地銀二行の...

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コメント

  1. 長川康一 より:

    「組織マネジメント」とか「生産性」とか「命の選別」とか話題は多様ですけれども、全員に共通しているのは、どうすればこの国は豊かになるかという発想がもう全くないことですね。もう富は増えないのだから仲間同士の「むしり合い」しかないと信じている人間たちが公共財の分配比率に血眼になる。・・・内田樹さんの言葉ですが、今回の支援制度にも当てはまるように私は感じます。

  2. 田舎者の信金マン より:

    OHR 地域経費、人財育成費 
    大切です。
    切実な想いです…。