17日の日経中国版に広島県のゼロゼロ融資の総括記事「広島県内の保証付き融資、ひろしんが最多 20年度」が出ていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC093R60Z00C21A6000000/
~保証付き融資が最も多かったのは広島信用金庫(ひろしん、広島市)で、前年度比2.9倍の1684億円だった。中小の取引先が多く、もともと保証付き融資を多く使っていた面もある。「(融資を)がつがつ取りに行ったイメージは全くない。売り上げ規模など、もともとの客層が制度とマッチしていた」(岡本直樹常務理事)。広島銀行は3.8倍の1353億円、もみじ銀行は3.5倍の990億円だった。(同記事より)
ゼロゼロ融資の中心顧客層が小規模事業者であることから、信用金庫の残高が、地元トップ地銀のそれを上回るというのは妥当と考えられます。
記事にある信用金庫の役員のコメントも納得のいくものです。
一方、地域トップバンクのゼロゼロ融資残高が突出しているような地域もあります。
そういう地域では、地元トップバンクとあろうものが、地元の信用金庫などが長年支えていた小規模事業者に横からゼロゼロ融資を流し込んだり(でも本業支援はポーズだけ、経営改善や事業変革の支援はまったくやる気なし)、必要額以上の金額を予防的と称して押し込み、投資信託をパッケージでセットしたりといった「荒技」の連発。
顧客本位とは程遠い、醜い自己中心の行為です。
ここまで地域によって違いがあるとは、、、
全国各地のゼロゼロ融資の総括を行なっていただき、横並びで比較しゼロゼロの効果を検証したいものです。
コメント
こうした制度こそ、格好のリトマス紙ですね。代弁の嵐となれば企業支援は誰がやるんでしょう。