6月21日の日経フィナンシャルは、
「次の宿題は「ガバナンス」 地銀人事、火種くすぶる」、
日経の編集者・記者による放談形式で書かれていました。
~密室主義や身内主義と批判されてきた地方銀行・第二地方銀行のトップ選びにガバナンス改革の波が押し寄せようとしている。逆風にさらされる収益環境下でビジネスモデルの見直しに動くなか、不協和音や摩擦が強まり、待ち構えるハードルは高い。
https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB141LP0U1A610C2000000?s=1
日経の記者の皆さんと同様に、ワタシ自身も地域銀行の最大の問題は「ガバナンス」との認識を持っています。
「地域金融機関はトップ次第」でどうにでも変容します。いくら精緻な枠組みを作ろうが、トップ選びを間違えれば、あっという間にガタガタになります。
トップにふさわしいだろうと思われていた人物が、トップになった途端に暴走し、手がつけられなくなるという事例を、少なからず見てきました。
そして、かつてそのトップの下で働いたことがある人たちから、「実はあの人は、、、」とカミングアウト。
「だったら、早く言ってよ」、、、でも後の祭り。
といった話はよく聞こえてきます。
「人事は下からの評価が一番正確。下はよく見ている。クレーマーの類もあるが、10件のうち1-2件に過ぎない。それが真実だろう。」
ワタシに地域金融の本質を伝授してくださった方の言葉を思い出しています。