ウイズコロナ・ポストコロナに対応した中小小規模事業者の経営改善/事業変革の支援(コロナ対応の本業支援)は総力戦で臨まなければならないのですが、そのためにはまずは金融機関が役割(←顧客層別、機能別など)を分担し、それぞれの持ち場で全力投球することが求められます(←地域金融エコシステム)。
とりわけ地域トップ銀行には、名実ともに地域金融エコシステムのリーダーとして自覚を持って行動してもらいたいものです。
オール福井の観点から福邦銀行が実施する第三者割当増資に応じた福井銀行、南日本銀行の第三者割当増資の一部(10億円)を引き受けた鹿児島銀行の決断には、地域金融エコシステムのリーダーらしさを感じることができます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC059KT0V00C21A7000000/
「ゼロゼロ融資はまずは借り手と取引のある信用金庫に任せるべき。我々は取引先である(ゼロゼロの先よりも規模の大きい)中堅中小企業と向かい合って支える。」
という方針で臨んだトップ地銀も少なからずありますが、これらの地銀も地域金融エコシステムのリーダーであることは間違いありません。
その一方で、既存取引があろうがなかろうが、ゼロゼロ融資を遮二無二流し込み、貸出残高を積み上げて利息収入を大きく増加させたトップ地銀もあります。
彼らからは、本丸ともいえるゼロゼロ融資先(小規模企業)に対する経営支援・事業変革支援の組織対応という話はとんと聞こえてきません。予想通り、ゼロゼロ融資を出してオシマイです。
こういう地域トップバンクが地域のリーダー???
さらに、付け加えならば、
地域トップバンクが核になった合併銀行、これから合併しようとする銀行の地域金融エコシステムにおけるリーダーとしての行動に強く期待します。
以上、昨日の某所での議論を踏まえた旅芸人ブログでした。