🚩中嶋さんと板橋モデル

3年半前の旅芸人ブログ「風景が変わった」で取り上げた地域金融機関Xの現場は、長期化するコロナ禍にも微動だにすることなく、お客さまとの信頼関係がますます深まっているようです。

属人的から脱することなく、イベントでお茶を濁すだけの「なんちゃってリレバン」、その実態はプロダクトアウトのトラバン地域金融機関が圧倒的に多い...

こういう展開となれば、地域金融機関Xにはお客さまからさまざまな課題が持ち込まれ、自ずと経営改善・事業変革の支援につながっていきます。そしてX自身の収益にもプラスの効果が働きます。

地域金融機関Xの話を聞いていて、月刊誌WEDGE・2013年5月号の中嶋修さんの記事、

「“中小企業を生活保護に追い込むな” 再生請負人の支援現場ルポ」

が頭に浮かび上がってきました。

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/2743

~相談相手がいない中小企業経営者にとって、話を聞いてもらうだけで問題の半分は解決したようなものと、ある経営者が話していたが、中嶋さんがその役割を果たしていた。(本文より)

~経営不振に陥る中小企業経営者の多くに、努力が足りないのも事実だ。決算書も見られず、銀行交渉を嫌がり、社員も資産も大切でリストラできない……。「でも、だからこそ、支援に入れば必ず良くなるはず。サポート役がいれば、中小企業は蘇る。他人事の支援では絶対ダメ」というのが、中嶋さんの信念だ。(本文より)

中嶋さんは東京都板橋区立企業活性化センター長として、十数年にわたり中小小規模事業者の経営改善/事業再生の最前線に立ち、商工中金の第三者評価委員会のメンバーでもあります。

先日、中嶋さんと会う機会があったのですが、中嶋さんのやっていることは「そもそも地域金融機関の日常の活動の中でできること」、「金融機関がこういう取り組みを日常的に行えば、ほとんどの中小企業は蘇る」とのお話に、地域金融機関Xの現場の活動との親和性を強く感じました。

地域金融機関Xの近隣の金融機関は、ゼロゼロにうつつを抜かし、外部丸投げソリューションもどきなどの偽リレバンで「本業支援」とほざいています。

この「風景の違い」、お客さまからは一目瞭然でしょうね。

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