乗り鉄紀行は奥羽本線シリーズの第1回です。
奥羽本線は福島から米沢、山形、新庄、横手、秋田、大館、弘前を経て青森までの480キロあまり、米沢~新庄、大曲~秋田の区間にはミニ新幹線が乗り入れています。
在来線時代、山形県内の奥羽本線は真夜中のイメージが強いですね。
上野発の夜行急行列車「津軽」は奥羽本線経由青森行でしたが、夜が明けきるころには秋田県に入っていました。
山形県最北の駅は及位(のぞき、と読みます)、秋田県に入ると院内。これらを通過し「津軽」が秋田県で最初に止まるのは横堀でした。
横堀は羽州街道の宿場町、小野小町のゆかりの地。十数年まえには鳴子温泉から鬼首峠を越えて、この地に入ったこともあります。
「津軽」は横堀を出ると湯沢に停車。
ワタシが弘前まで「津軽」に乗車した1975年にはすでに廃止となっていましたが、その2年前まで湯沢から西馬音内まで羽後交通・雄勝線のディーゼルカー(8.9キロを26分で)が走っていました。
西馬音内、「にしもない」と読みます。
三大盆踊りの一つ、西馬音内盆踊りは知る人ぞ知るですが、9年前の8月16日、秋田在住の方に連れていってもらいました。
詳しくは羽後町のホームページ↓をご覧いただきたいのですが、
https://www.town.ugo.lg.jp/sightseeing/detail.html?id=340
夜9時までは子供も入るアットホームな感じ、それを過ぎると編笠の女性と黒頭巾の男性?とが出揃い、幻想的な世界が広がっていきました。
最後にハカセの写真館。
山形県と秋田県の県境を走る急行「千秋」(せんしゅう)です。千秋は秋田城の千秋公園に由来するのでしょうか。