乗り鉄紀行、奥羽本線の最終回。
今日は板谷峠です。
福島と米沢の間には奥羽山脈が聳え立ち、参勤交代の時代から山越えは板谷峠がルートとなっています。
かつて奥羽本線の板谷峠越えの途中にある4つの駅(赤岩、板谷、峠、大沢)はスイッチバックで、山形新幹線が開通する以前から何度も通っているものの、ほとんどが夜行列車の深夜の時間帯で車窓の記憶がありません。
一度だけですが、福島から各駅停車で米沢入りした際に、峠駅で立ち売りの「峠の力餅」を買い求めたことを思い出します。
ハカセによれば、駅の立ち売り販売が残っているのは峠駅のほか、厚岸駅(根室本線)、折尾駅(鹿児島本線)ぐらいとのこと。いずれも駅弁を購入したことがあり、懐かしい名前です。
この十数年、山形で定期的に仕事をしていた関係で山形新幹線に何度も乗車しましたが、四季折々の板谷峠の景観を楽しみました。
新緑、紅葉も素晴らしさは言うまでもないのですが、ワタシにとってベストは冬ですね。
米沢駅の「牛肉ど真ん中」を味わいながらの板谷越えは至高の時間で、仕事の疲れが吹っ飛びます。
最後はハカセの写真館より板谷峠。山形新幹線以前のものです。
コメント
力餅の名は存じてましたが買ったことはありませんでした。甘いものが苦手なのと、一人旅では持て余してしまうので。
碓氷峠にも力餅があって、信越本線旧線にかつてあった熊ノ平駅の立売りだったそうで、こちらは(廃駅に)間に合いませんでした。
先年、ハカセと碓氷峠旧線を歩いた時に、旧国道にドライブインに名を変えた玉屋(小さな小さなドライブイン)を見つけたのですが、そこでは力餅を細々と売ってました。
早速買い求め、熊ノ平駅跡で二人で分けあって食べたのでした。