コロナ対応のゼロゼロ融資により、各地域における中小小規模事業者に対する“実質的に”最大の債権者となった信用保証協会。
事業者の過重債務問題に“ともに”向き合い、ポストコロナの事業変革を伴走支援することから逃げることはできません。
最近、目を通した熊本県信用保証協会の月報(2022年1月号)にある、熊本県の経営改善支援のネットワーク創設もそれを踏まえた取り組みです。
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令和 4 年 1 月 18 日(火)、当協会 4 階大会議室において、当協会が事務局を務める熊本県中小企業経営支援連携会議(通称:がんばろう!くまもと経営支援ネットワーク)( 以下、当会議と いう。) の臨時代表者会議が開催されました。
当日は、アドバイザー機関である財務省九州財務局、経済産業省九州経済産業局、熊本県、熊本市をはじめ、当会議会員である県内金融機関・商工団体等合計 26 団体 35 名 (Web 参加を含む ) にご出席をいただきました。
当会議では、従来からの創業支援ネットワーク・再生支援ネットワークに加え、経営改善支援ネットワークの創設が決議されるとともに、当協会の田浦 眞光専務理事を事務局マネージャー として選任頂きました。この経営改善支援ネットワークは、長期化するコロナ禍の中、多様な経営課題に直面する中小・小規模企業者に対して、会員相互で連携・協働し、業況が後退する前の従来より早い段階から、金融支援・経営改善支援を行うネットワークとなります。
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信用保証協会による地元事業者の経営改善に向けた支援活動は地域によって大きなバラツキがあり、そのことは旅芸人ブログで何度も指摘しています。
先進地区では、地域金融機関や地域における中小企業支援組織との【連携】がどんどん進んでいます。
別にネットワーク会議的なものを立ち上げなくても、日常の取り組みの中での経営改善支援を粛々と進めるなかで、地元金融機関や中小企業支援組織をどんどん巻き込んでいる府県の信用保証協会も少なからずあります。
こういう信用保証協会は良いのですが、
その一方で、旧態依然の組織運営から抜けきれないレイジーな信用保証協会もあるようです。
地域金融、中小企業金融に関与する組織の“得意業”は「横並び」なのですが、信用保証協会の経営改善支援については、なかなかそうはならないようで、、、
不思議です。
コメント
横並び技を炸裂させる方々は,良くも悪くも他の組織をしっかりと見てますね。それが向上心からなのか恐怖心からなのかは私にはわかりませんが。